毎日新聞
第1子に月1万円、第2子に月3万円、第3子に月6万円――。2019年の1年間に生まれた子どもの数が1899年の統計開始…
大きく報道こそされませんでしたが、
子育て世帯にとってはかなり気になる話題ではないでしょうか?
また、それにともない、
第1子、第2子の児童手当の支給額も
見直される可能性もあるとのこと!
つまり、児童手当の支給を受けている
すべての家庭にとって
影響の出る可能性もあるわけなんです!
こちらでは、
- 今の児童手当の制度の内容
- 政府で出ている児童手当の拡充案
掘り下げていきたいと思います!
目次
児童手当「3人目6万円」案の内容は?
毎日新聞の記事によると・・・児童手当の金額が
- 第1子に月1万円
- 第2子に月3万円
- 第3子に月6万円
子どもの人数が増えるごとに
手厚くなっていくという案のようです。
ということは、
3人の子供がいる世帯では、
計10万円が支給されるとの計算に!
子育て世帯に子どもをたくさん産んでもらって
少子化を食い止めようというのが制度の狙いのようです!
今の児童手当制度の内容と比較!
ここで、現在の児童手当の制度について振り返り、今回の新制度案と比較してみます。
今の児童手当制度の内容は?
ちなみに、内閣府の資料によると、
児童手当制度のご案内ー内閣府
現行の児童手当の制度の内容は・・・
というようになっています。※児童を養育している方の所得が所得制限限度額以上の場合は、特例給付として月額一律5,000円を支給します。
児童の年齢 児童手当の額(一人あたり月額) 3歳未満 一律15,000円 3歳以上
小学校修了前10,000円
(第3子以降は15,000円)中学生 一律10,000円
(以下、児童手当と特例給付を合わせて「児童手当等」といいます。所得制限については裏面をご覧ください)
※「第3子以降」とは、高校卒業まで(18歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の養育している児童のうち、3番目以降をいいます。
これを要約すると・・・
- 3歳未満は一律1.5万円
- 3歳~小6までは1万円
- 3人目は0~小6まで1.5万円
- 中学生からは一律1万円
- 所得制限あり(月額一律5千円に!)
- 上の子が高校生になると3人目の増額はなくなる
児童手当の「3人目は6万円」案と比較すると・・・
こうして比較してみると、- ひとりっ子は3歳未満の児童手当が5000円のマイナスに・・・
- ふたりきょうだいは3歳未満の児童手当がプラス1万円!
- ふたりきょうだいは3歳からの児童手当が2倍に!
- 3にんきょうだいは最高月4万円→10万円に!
大きく変わる部分のようです。
子どもが3人いる世帯は月10万円と
児童手当が手厚くなる一方で、
ひとりっ子の家庭の児童手当は減ってしまうというのが
個人的には気になるところです・・・
3人目は6万円!?新制度案の問題点
これはどんな制度にもいえることですが、
やはり財源がかかるというのが問題点なようです。
2019年10月から始まった
幼稚園・保育園の無償化の場合はというと、
消費税の増税で財源を確保した経緯があります。
朝日新聞デジタル
10月に始まった幼児教育・保育の無償化で、今年度の財源が300億円超足りなくなる見通しとなった。内閣府などは、策定中の…
さらに、こちらの記事では、
幼稚園・保育園の無償化の利用者が想定を上回り、
300億円が不足しているとのことです。
こちらの記事によると、
今回の「3人目の児童手当を6万円に!」という案の場合は、
3兆円から5兆円くらいの財源が必要となるのだとか!
その財源をどのように確保するのかが
課題となっているようです・・・
3人目は6万円!?新制度案への政府の反応
「3人目には6万円支給!」という政策を発案したのは衛藤少子化担当大臣。
安倍首相の側近と言われている方なのだとか!
その安倍首相の反応はというと・・・
衛藤氏が首相に自らの構想を伝えると、
首相は開口一番、
「たしかに必要な政策だと思うけど、いくらかかるの」と尋ねた。
しかし必要な費用を聞いた首相は、
「うーん」とうなったまま沈黙したという。
財源の確保が難しいことから、
政府の議論の場での反応はあまりよくない様子。
この反応だと、
すぐに制度が始まるということはなそうですね・・・・
まだまだ時間がかかりそうです・・・
このような制度を始めたところ、
出生率が上がったという結果も出ているんです!
日本でのこれからの動向が気になるところです・・・
3人目は6万円!?新制度案への国民の声
大きく報道こそはされていませんが、現在子育てをしている家庭にとっては気になる話題のためか、
ネット上ではこのような国民の声が!
- 経済的にも3人目を諦める人が多いだけに、いい政策だと思う!
- 経済的にあきらめてたけど、6万もらえるなら3人目を産みたい!
- といっても、所得制限がありそうな予感・・・
- それよりも、もっと子育てしやすい環境を整えてほしい
- 若年層の経済的な安定を保証して未婚率を上げる方に尽力しては?
- そもそも子育てってお金がかかりすぎ!
- これから子育てする世帯が心底うらやましい・・・
それぞれの立場によって、
思うところはさまざまなようですが、
主観的には、肯定的な意見が目立つ印象でした。
こうした肯定的な意見が
子育てしやすい社会へとつながっていくことを願って、
これからの動向に注目していきたいものです。