手ピカジェルと手ピカジェルプラス(ピンクと黄色)の違いは?どう使いわける?

手指用の消毒液の手ピカジェルには、
  1. 手ピカジェル
  2. 手ピカジェル プラス
  3. 手ピカジェル PRO 
の3種類があります。

まず、最も一般的な

ポンプの部分がピンクの手ピカジェル。

    1. そしてこちらが新しく発売された
ポンプ部分が黄色の手ピカジェルプラスです。

さらに、コストコやネットで購入できる

手ピカジェルPROという商品も!


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こちらでは、
ちいたか
  • 3つの手ピカジェルの違い
  • 手ピカジェルの選び方・使い分け方
を紹介していきます。


3つの手ピカジェルの成分の違いは?

まずは、
の有効成分と添加物の違いを比較していきます。

ピンクの手ピカジェルの成分

まずはピンクの手ピカジェルから!

手ピカジェルの公式サイトによると・・・
有効成分

エタノール(76.9~81.4vol%)

添加物

ヒアルロン酸Na
グリセリン
トコフェロール酢酸エステル
カルボキシビニルポリマー
トリエタノールアミン

となっています。

黄色の手ピカジェルプラスの成分

そしてこちらが手ピカジェル プラスで黄色いボトルの方です。
有効成分

エタノール(C2H6O)76.9~81.4vol%

添加物

リン酸
グリセリン
アラントイン
ミリスチン酸イソプロピル
グリセリン脂肪酸エステル
パラオキシ安息香酸エチル
N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-アルギニンエチル
DL-ピロリドンカルボン酸塩
ヒドロキシプロピルセルロース

よく見ると、ふたつの手ピカジェルの成分に

違いがあることがわかります。

 

 

手ピカジェルの成分表示の違いからわかること

さて、筆者自身が
      • 手ピカジェル
      • 手ピカジェルプラス
の成分表示を比較して気がついたことをまとめると・・・
  1. 有効成分はエタノールで濃度も同じ
  2. 通常の手ピカジェルにはヒアルロン酸が配合されている
  3. 手ピカジェルプラスの方が添加物の種類が多い
となります。

さらに調べていくと、

手ピカジェルの公式サイトにて、

このような解説を見つけました!

pHを弱酸性にしてエタノールの殺菌効果をアップ


アルコール手指消毒剤の有効成分であるエタノールは、
pHを酸性にすることで抗微生物効果を
より高めることができます。1)、2)、3)
手ピカジェルプラスは、リン酸を配合することで
エタノールのpHを弱酸性にしています


  • 1)小堺博:食品の殺菌手法-原理・特徴・現状・課題8化学的手法(5)食品のアルコールによる殺菌.防菌防黴36(12):859-867,2008.
  • 2)深尾正:食品の化学的保存技術13 各論4)その他②アルコールの食品への利用について.防菌防黴37(12):913-922.2009.
  • 3)山崎謙治:各種ウイルスに対する新規速乾性すり込み式手指消毒薬の有効性評価.医学と薬学71(1):117-125.2014.
つまり、 という2つの手ピカジェルのpHの違いが

おおきなポイントとなってくるようです!

通常の手ピカジェルは肌に優しい

まず通常の手ピカジェル はというと、
  • ヒアルロン酸が配合されている
  • pHが低く中性である
というように、

消毒を繰り返す手指のお肌に優しくなるように

配慮されているようです。
ちいたか

アルコール消毒を繰り返していると、

手が荒れてしまうことがありませんか?

特に乾燥する季節はつらいですよね?

ということで、手ピカジェルは

アルコール消毒による手荒れが気になる方に

おすすめです!

手ピカジェルプラスは殺菌効果が高い!

一方、手ピカジェルプラスはというと、

消毒効果を高めるために、

pHを高めて弱酸性にしています。

そのため、

より広範囲のウイルスや細菌への効果が期待できるのだそうです。

特に、最近では、

ノロウイルスへのある程度の効果も

確認されているのだとか!

 

手ピカジェルの公式サイトによると、
ノロウイルスは、色々な消毒剤に対して高い抵抗性を持つと考えられているウイルスで、一般的に「アルコール(エタノール・イソプロパノール)には効果がなく、塩素系の消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム)のみ効果がある」という認識が広まってきているようです。しかし、塩素系の消毒剤は食器や床などの消毒には使用できますが、手指など人体に使用すると手荒れを引き起こす可能性がありますので、手指の消毒にはアルコールを用いることが好ましいと考えられます。なお、最近の研究では、80vol%エタノール(消毒用エタノール)でもノロウイルスの代替ウイルスのカリシウイルスやマウスノロウイルス注2)に対して、ある程度の消毒効果があることが示されています。
 

とのこと!具体的な消毒方法としては・・・
感染にかからないため、うつさないためには、手洗い・手指消毒が何よりも重要です。調理や食事の前、トイレの後など、こまめに石けんを使ってしっかりと手洗いをします。なお、石けんでの手洗いの後、アルコール手指消毒剤を使用するとより万全です。水の使えない状況でも活用してください。アルコール手指消毒剤での手指消毒を2~3回行うことで消毒効果が得られると推測されます。
とのことです。

つまり、この部分が

手ピカジェル プラスの大きな強みなのではないかと

個人的には感じています。

手ピカジェルプロは大容量!

手ピカジェルプロについては

公式サイトには掲載がありませんでしたが、

実際にコストコやインターネット上では販売されています。


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成分は通常の手ピカジェルと同じなのですが、

手ピカジェルPROの方が大容量になっています。
ちいたか

職場のみんなで使うなど使用頻度が高いのであれば、

手ピカジェルPROの方がいいのではないでしょうか?

ただ、ここで注意してほしいのは

手ピカジェルには使用期限があるということ!
ちいたか
使用期限以内に使い切れる量を購入するように心がけましょう。

手ピカジェルの使い分け方

以上の手ピカジェルの違いを踏まえたうえで、

どのように選び、使い分けていくかについて

我が家での使い方を例に解説していきます。

普段使いには通常の手ピカジェル!

「やっぱり消毒による手荒れが気になる!!」

ということで、
  • 普段のオムツ替えの後
  • 帰宅後
  • 食事や調理の前
などの日常的な場面では、

通常のピンクの手ピカジェルの方を使っています。

インフルエンザの流行時期にも!

公式サイトによると、

インフルエンザウイルスはアルコール消毒に弱いとのことなので、

予防として使うならピンクの手ピカジェルでも十分とのことでした。
インフルエンザウイルスは、色々な消毒剤に対する抵抗性が弱いウイルスです。
これは、鳥インフルエンザウイルスや豚インフルエンザウイルスでも基本的に変わりありません。有効な消毒剤としては、消毒用エタノール、次亜塩素酸ナトリウム、ポビドンヨードなどが挙げられます。


 

 

子どもの看病の時の手ピカジェルの使い分け方

今はピンクの手ピカジェルの方を、
  • 子どもの鼻水を拭いてあげた後
  • オムツ替えをした後
  • 嘔吐物の処理をした後
などの場面で使っています。

ただ、例外として、
  • 嘔吐下痢の症状があるとき
  • ノロウイルスの流行時期
などの場合は感染防止のため、

黄色の手ピカジェル プラスの方を

使っていくようにしています。

 

子どもたちに使うとき

帰宅後と食前に手洗いうがいをするようにしていますが、

それだけでは不十分だと感じるときに

通常のピンクの手ピカジェルを使っています。

例えば、
  • 食前に手を洗った後に汚れてしまったかも!というとき
  • 庭でおやつを食べることになったとき
などの時短アイテムとして

つい手ピカジェルに頼ってしまっています。

ちなみに手ピカジェルには年齢制限は特にないのだそうですよ!
ちいたか

うちの子たちも手洗いがまだうまくできない離乳食の頃から使っています!

あくまでもうちの子の場合はですが、

手が荒れたり嫌がったりすることもありませんでした。

嘔吐下痢が流行ってるときは黄色の手ピカジェルプラスを!

ノロウイルスをはじめ、

嘔吐下痢の流行シーズンには、

子どもたちにも

黄色の手ピカジェル プラス

使うようにしています。

手ピカジェルの選び方

最後に、

それぞれの手ピカジェルの違いをまとめました。

手ピカジェルの選び方の参考にされては

いかがでしょうか?

通常の手ピカジェルの特徴


      1. 手肌に優しく荒れにくい!
      2. インフルエンザ対策に!
      3. 日常づかいに!
      4. 個人・家庭向け!

手ピカジェルプラスの特徴

      1. 幅広いウイルスや細菌に効果を発揮!
      2. ノロウイルス対策にも一定の効果を発揮!
      3. 個人や家庭向けの容量!
 

手ピカジェルプロの特徴

      1. コストコやオンラインショップで入手可能
      2. 大容量タイプ
      3. 使用期限に注意!
      4. 大人数で使う場面に!
 

以上の点に気をつけながら、

あなたに合った手ピカジェルを

選んでみてくださいね!